窓の向きと部屋の暑さ
夏の屋内の暑さの原因として大きな割合を占めているのは、窓からの太陽光による熱です。専門用語で日射量といいます。
熱の元は太陽光ですので時間と窓の向きによって熱の量は変わってきます。
下記グラフは時間と太陽光熱の関係を窓の向き(方位)別に示したものです。
午前中は東側の窓からの熱が大きく、正午は南側、午後は西側の熱が大きくなります。
ここで注目すすべきは南窓よりも西/東窓の方が熱のピークは大きくなることです。
西/東窓から差し込む光は太陽が傾いているため南窓よりも多い光が入ってきます。
その結果、熱も大きくなることになります。
特に2時頃は気温のピークと太陽光熱によって、西側に窓がある部屋の温度は上昇しやすい環境になります。いわゆる西日です。
西日を防ぐためには、西側の窓にレースカーテンを常につけることや、場合によってはカーテンを閉めるなどが有効です。
夏に部屋の気温上昇を避けるために、
南窓だけでなく、西/東窓にも着目してみてください。
ちなみに場所によっても日射量は変わってきます。
各地の日射量は日射量データベースというものからデータ取得することができるので、
気になった方は是非アクセスしてみてください。
http://app0.infoc.nedo.go.jp/metpv/metpv.html
Written by Air Layout
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