不快指数とは何か?エアコンとの関係は?

不快指数とは人が不快感を感じる環境を数字で示したものです。

下記の式で計算されます。

不快指数=0.81×T+0.01×H(0.99×T-14.3)+46.3


温度が高ければ高いほど、また湿度が高ければ高いほど値が大きくなり、不快ということになります。

つまり温度と湿度の式です。

実際は風の有無や日射の有無があるのでこれだけでは不快さは示せない、という意見もあるようです。

それはさておき、この式を見て気になったのは、温度1℃で湿度どのくらいに相当する不快感なのかということです。


例えば温度30℃、湿度70%の場合、不快指数は81.4です。

ここで温度を1℃上げて31℃とすると不快指数は82.9になります

一方、温度は30℃のまま湿度をどのくらい上げると不快指数が82.9になるかというと

約10%でした。

つまり不快指数によると温度1℃は湿度10%分に相当することになります。


エアコンの運転でドライ運転がありますが、おそらくドライで10%下げるよりも、温度を1℃下げる方がより速く不快指数は下がるのではないでしょうか。


もちろん不快指数がそのまま各自の不快感に直結するわけではないですが、この不快指数をちょっと参考にしてみるとエアコンの運転モードを決めるヒントになるかもしれません。



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